メンテナンスポイント

キャンピングカーに末永く乗り続けるために

キャンピングカーをいつまでもきれいに、そして快適に乗り続けるためには日々のメンテナンスが大切です。こちらでは、キャンピングカーのお医者さん「Dr. RV(ドクター・アールヴィー)」が抑えておくべきメンテナンスのポイントについてアドバイス。Dr. RVは、メンテナンスのプロフェッショナルであり、運営しているのはキャンピングカーの製造・販売メーカー「ロータスRV」。確かな技術と豊富な経験、そして蓄積したノウハウを活かして、皆様の楽しいキャンピングカーライフをサポートします。

ヒーター

冬場の快適なキャンパーライフには欠かせないヒーター。特に車中泊をする方、寒冷地に行く方の中には、FFヒーターなどをご利用されているケースも多いのではないでしょうか? 車内を暖めてくれる便利な設備ですが、快適にご利用いただくためには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。使わない夏場でも月に1度程度は可動させ、シーズン前に年1回は燃料フィルターを交換しましょう。また、内部にススが溜まってしまうこともあるので、5年に1度くらいはオーバーホールすることをおすすめします。

エアコン

キャンピングカーで最近増えている家庭用エアコンのインストール。冬場はもちろん、夏場の車中泊を快適にしてくれるアイテムですが、お住まいと同様に定期的なフィルター清掃・交換といったメンテナンスが必要です。また、振動の多いキャンピングカーなので、予期せぬトラブルが発生することも……。当社は家庭用エアコンの設置実績も豊富ですので、メンテナンスに加えて取り付けもおまかせください。また、車両のエアコンのガス充填やエボパレーター洗浄、そのほかの修理もお気軽にご相談いただければと思います。

発電機

エアコンやテレビ、冷蔵庫や電子レンジといった家電を車内で利用する場合にあると便利な発電機。この発電機も定期的にオイルを交換したり、エアクリーナーやプラグをチェックしたりする必要があります。
自分で直したり、技術の無い業者がいじった場合は非常に危険です。直った振りをしているのは危険。

トイレ

長距離旅行する方は装着率も高いトイレですが、国産キャンピングカーの場合はカセットトイレが主流になっています。当たり前ですが早めに汚物を処理し、洗浄を行うようにしましょう。また、塩素系や酸性の洗剤・中和剤は排水バルブなどを痛める危険性もあるので中性がおすすめです。寒冷地で使用する場合は、タンク内の凍結に注意しましょう。カセットトイレのほか、ポータブルトイレやマリントイレも同様に注意が必要です。

ガス

温水シャワーやガスコンロを車内で使用する場合は、LPガスボンベを設置するケースもあるでしょう。ガスの充填はもちろん、LPガスボンベには有効期限もありますので、使用前には必ず確認を。また、ガスを使用するガスコンロやヒーター、3WAY冷蔵庫の定期点検もお忘れなく。

給水タンク

キッチンやトイレ、シャワーなどの設備がある車両で重要な水まわり。水を溜めておく給水タンクには固定式と可搬式がありますが、どちらにせよ飲料水や食器洗いなどに使うのであれば清潔に保つ必要があります。特に固定式の場合は取り外して洗浄できないので、洗浄剤などを使って定期的に洗浄しましょう。
冬季にはタンクの凍結による破損を防ぐため、水抜きをしましょう。

サスペンション

楽しいキャンパーライフを送るうえで快適な移動は欠かせません。最近では乗り心地の調整もできるキャンピングカー用エアサスも普及していますが、快適な乗り心地を維持するには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。エアサス以外にもコイルスプリングやリーフスプリングのセッティング変更・交換で乗り心地をよくすることもできます。

オイル交換

キャンピングカーに限らず、自動車全般のメンテナンスの基本「エンジンオイル交換」。メーカーや車種によって交換時期は異なりますが、少なくとも半年に1度、長距離を走る方なら3ヵ月に1度など定期的に交換しましょう。エンジンオイルのほか、スパークプラグやエアフィルター、冷却水などの交換もお忘れなく。
もちろん走行距離が長い場合は適切な時期にオイル交換をしましょう。オイルは車の血液です。

バッテリー

多くの家電を利用するキャンピングカーの場合、通常の車以上にバッテリーへの負担が大きくなります。そのため、メインバッテリーとは別にサブバッテリーを搭載することが当たり前になっています。安全で快適なキャンパーライフのためにバッテリーの点検・交換も定期的にしましょう。
サブバッテリーが十分な能力を発揮できる期間は2-3年と言われています。

キャンピングカーのメンテナンスでお悩みなら「Dr. RV」へ

キャンピングカーの製造・販売を行っているロータスRVが運営している「Dr. RV」では、キャンピングカーの修理やメンテナンスを専門に行っています。キャンピングカーのプロフェッショナルによる愛車診断「RVチェック」、大切な愛車を安全にお預かりする「モーターホームパーキングサービス」など、楽しいキャンパーライフを叶えるサービスを多数ご用意してお待ちしております。

PICK UP!車中泊仕様に愛車をカスタマイズ

近年ではミニバンや軽ワゴンを使った車中泊がブームになっています。そこで、こちらでは車中泊仕様に愛車をカスタマイズする際の注意点やポイントをご紹介します。

法律に沿ってカスタマイズしましょう

車中泊仕様に愛車をカスタマイズする際の注意点が、「道路交通法」「自動車運送車両法」などの法律です。これらのクリアしなければ車検を受けることができず、せっかくのカスタマイズが無駄になってしまいます。ミニバンのリヤシートを取り外してベッドなどにするケースもありますが、シートを外してしまうと乗車定員が変わってしまうので改造申請が必要になります。改造する際は、経験や知識のあるプロショップで行いましょう。

手軽に寝心地をアップするマットレスには?

シートを取り外さずに車中泊仕様にするならマットレスが欠かせません。リヤシートをすべて倒してマットレスを敷けば、手軽にフラットベッドが手に入り、寝心地もアップするので入門者におすすめです。

ベッドキットなどで本格的にカスタマイズ

トヨタ・ハイエースや日産・NV350キャラバン、また軽自動車のスズキ・エブリィなどの場合は、さまざまなメーカーからベッドキットなどもリリースされているので、より快適な車中泊仕様にカスタマイズできます。

電源を確保してより快適に

車中泊で問題になるのが電源。最近ではコンパクトな発電機なども販売されているので、そのような製品を活用すればスマホの充電はもちろん、ミニ冷蔵庫や電気ケトルなどが使えてとても便利です。また、家庭用の電気機器を車内で使う場合は、バッテリーや発電機からの電気を家電用に変換するインバーターも必要です。

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